QANBA社の最新アーケードコントローラー、「DRONE2」
前作「DRONE1」に比べてさまざまな進化を遂げています。
本記事では、「DRONE2」のデザインの洗練度から内部構造の詳細、機能、使用感そして拡張性について紹介します。
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QANBA DRONE2 (Amazon)
QANBA「DRONE2」は、前作「DRONE1」の基本デザインを踏襲しつつも、全体的な高級感が大幅に向上しました。具体的には、ボディの質感が大きく変わり、見た目にも触り心地にも高級感が漂います。前作のデザインがシンプルで機能的だった一方で、「DRONE2」はより洗練された印象を与えます。
「DRONE2」のもう一つの大きな特徴は、その天板のマットな質感です。
このマットな質感は見た目にも高級感を与えます。光沢のある表面とは異なり、指紋が目立ちにくく、汚れが目立ちません。この点は、使用頻度の高いゲーマーにとって大きなメリットです。
加えて、手首部分のエンボス加工は滑り止めの機能も果たしており、手を置いた時にしっかりとフィットします。これにより、手が疲れにくくなり、長時間のプレイでも快適さを保てます。質感の工夫が、プレイの快適さに直結するデザインと言えるでしょう。
「DRONE2」では、自社製のレバーとボタンが採用されています。
ゲームセンター等やその他のアケコンで使われているレバーは三和電子製レバーなので、感覚は少し他のレバーと異なりますが、大きい差を感じる程ではありません。
QANBAの自社製品は、耐久性にも優れており、長期間の使用でも劣化が少ないのが特徴です。これにより、頻繁に交換する必要がなく、コストパフォーマンスも高くなります。
「DRONE2」は、他のモデルで使用されている三和電子製パーツと比較しても遜色のない操作感を提供します。
具体的には、レバーの応答性やボタンの反発力が三和電子製に近く、どちらも高い精度で操作が可能です。これにより、特定のブランドにこだわることなく、自分に合った操作感を選ぶことができます。また、三和電子製パーツに慣れているユーザーも違和感なく使用できるのがポイントです。
「DRONE2」には、多機能なボタンが搭載されています。オプションボタン、PSボタン、L3ボタン、ターボボタン、シェアボタン、ミュートボタンなどがあります。
「DRONE2」には、PS5/PS4/PCの切り替えスイッチが搭載されています。これにより、異なるプラットフォーム間での使用が非常に簡単です。スイッチを切り替えるだけで、対応するデバイスに接続できるため、複数のゲーム機を持っているユーザーにとって大変便利です。
さらに、「DRONE2」には初めてタッチパッドが搭載されました。これにより、PS4やPS5の特定のゲームでタッチパッド操作が必要な場面でも対応可能です。この機能は、ゲームの操作性を向上させ、より多くのゲームタイトルに対応することを可能にします。
「DRONE2」では、新たにイヤホンジャックが追加されました。これにより、ヘッドセットを直接接続してゲーム音やボイスチャットを楽しむことができます。イヤホンジャックの追加は、前作にはなかった機能で、特にオンラインマルチプレイをするユーザーには非常に便利な機能です。
この機能により、周囲の音を気にせずにゲームに集中できるため、より没入感のあるプレイが可能になります。また、深夜など静かな環境でゲームをする場合でも、音を気にせず楽しむことができるのが大きなメリットです。
「DRONE2」では、USBケーブルの収納がめっちゃ楽です。
蓋を開けてしまうより、まとめて突っ込むだけのこの収納が一番。
「DRONE2」の裏面には、シャフトの先端が見える設計が施されています。これにより、内部の状態を簡単に確認でき、メンテナンスがしやすくなっています。特に、レバートップが緩んだ時の締め直しが楽。
「DRONE2」は、前作よりもサイズが若干大きくなっています。具体的には、横幅が約2cm拡大され、操作性が向上しました。この変更により、全体のバランスが良くなり、安定感も向上しています。
「DRONE2」のボタン配置は、ビューリックス配置を採用しています。これにより、アーケードゲームに慣れたユーザーでも違和感なく操作することができます。ビューリックス配置は、スト6等で使用されるボタン配置になります。
「DRONE2」は軽量で持ち運びが簡単なため、外出先でも気軽に使用できます。PS5にも対応しているため、最新のゲーム機でも問題なく使用できる点が大きな魅力です。これにより、友人宅やイベントでも快適にプレイすることが可能です。
「DRONE2」の内部は空洞が多く、操作中の音が響きやすい構造です。
特に夜間などの静かな環境では、音が気になる場合があります。この点については、静音ボタンへの交換を推奨します。静音ボタンは、音を抑えることで周囲への騒音を最小限に抑える効果があります。
内部の構造は非常にシンプルで、増設スペースが確保されています。これにより、将来的に新しいパーツを追加したい場合でも、簡単に対応することができます。シンプルな構造は、トラブルが発生した際の修理も容易にします。
「DRONE2」の内部設計は、三和電子製のレバーも取り付け可能な構造となっています。これにより、カスタマイズの幅が広がり、自分好みの操作感を追求することができます。三和電子製のレバーは、高品質で多くのゲーマーに支持されているため、取り付け可能であることは大きなメリットです。
「DRONE2」の価格は税込み1万9800円(2万円)であり、初代ドローンよりも価格が上昇しています。しかし、この価格にはタッチパッドやイヤホンジャックなどの追加機能が含まれており、特に、高級感のある質感や操作性の向上、為替とアケコン相場を加味すると、購入しやすい部類だと思います。
「DRONE2」は初心者から上級者まで幅広い層に対応したコントローラーです。初心者向けの使いやすさと、プロゲーマーにも対応する高性能を兼ね備えています。
重量を重視するプレイヤーには適さない場合もあるので、購入前に自分のプレイスタイルに合うかどうかは要検討。
「DRONE2」のレバーのシャフト長は、他のアーケードコントローラーよりも若干長い設計です。これにより、一部のユーザーにとっては違和感を感じるかもしれません。実際に触ってみてから購入を検討することがおすすめ。
レバーレス化の場合は、改造が必要です。
レバーを取り外し、レバー部分の穴を利用して改造する方がいました(Xで探してみてね)
この方法により、レバーを取り外し代わりにボタンを配置することで、レバーレスとして使用することができます。
改造する際には、内部のプレート等と干渉しないように工夫する必要がありますが敷居は低い方かと思います。
「QANBA DRONE2」は、その高級感あるデザインや操作性の向上、そして追加された機能により、広範なゲーマー層に支持されています。特に、初心者から上級者まで幅広いニーズに応える設計となっており、プロフェッショナルな使用にも耐えうる性能を持ち合わせています。
価格は初代より上昇していますが、追加された機能や高級感のある質感に見合ったコストパフォーマンスがあります。
ただし、購入を検討する際には、自分のプレイスタイルや好みに合うかどうかを検討することが重要です。レバーのシャフト長や操作感、静音化の必要性、ゴールデンレバー取付不可など、それぞれのユーザーが重視するポイントを押さえつつ、最適なアケコン選びを行いましょう。
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